価値と価格

全般

2025年になりました。明けましておめでとうございます。今年も新たな何かにチャレンジしたいと思います。「一日の計は元旦にあり」ともいいますが、まだ具体化できておらず。昨年申し込んだおきなわマラソンは出場できるよう準備しているところです。

新年になり、子供たちとお茶を頂きながら、ある話を伺いました。事実なのかというと歴史のことになるのでわからないですが、とても興味深い話でした。

安土・桃山時代に流行したお茶文化ですが、これは織田信長がブランド化したということ。織田信長は領地を広げるために戦をするものの、貢献した配下の武将へ恩賞として領地を分け与えていた。しかし、これでは自分の領地がなかなか広がらないことから、お茶文化を盛り上げ、発展させて「茶器を恩賞として活用する」ようにしたとのこと。

こう考えると、織田信長がお茶好きで、茶道を素晴らしい芸術と崇め、とても価値あるものであるとしていた理由というのも納得できます。本当にお茶や茶道が好きだったのかもしれませんが、ブームを創り、価値を創造・ブランド化し、その価値をうまく活用するといったことが意図的だったとすると、とてもスゴいなと思いました。

現代では価値が多様化するなかで、ブームを創り、一過性ではなく継続的にファンを創るかというのは難しくなってきていると思います。コロナ禍では、キャンプやアウトドアが流行り高価な商品も売れ、アウトドアメーカーの株価も上がってましたが、今はその過剰な盛り上がりから落ち着きを見せ、にわかファンで終わってしまった人が購入した商品を手放し、中古品の流通がたくさんあるように感じます。アウトドアメーカーもどのように固定ファンを離さず、新たなファンを獲得するためにどのように仕掛けるのか、中古品の流通に負けない新商品の開発をどのするのかなど取り組んでいるのかと。

ブームではなく定常的なものへ以降したなかでも、他の同業他者とは競争は続きますので、そこで個性や特徴を活かして継続してファンを獲得していくのか。

コーヒーの文化も根付き、カフェやコーヒーショップもたくさんありますが、コンビニも競争相手となるなか、どうすれが継続できるのか。ファン層やターゲットを絞り、そこへアプローチすることで固定ファンを創るということかもしれません。そもそも固定ファンとなりそうな層が、どの程度存在するのかということが継続可否に関わるのでしょう。

織田信長がお茶を一過性のブームではなく文化にまでしたことはスゴいこと。その文化のなかで、コアなファン向けや一般の人向けなど、個性を打ちだしターゲット層を獲得できている人たちは現在でもお茶に関わる事業を継続できているのだと思います。ペットボトルでお茶が出たときは衝撃的でしたし。

昨年からメルカリでの出品を始めましたが、20年以上前に購入したTシャツがコアなファンがいるため10倍の値段で売れたりするのに対し、話題になったベストセラーの著書が安価でも売れないということを経験していると、価値とはなんなのかということを考えるようになりました。

「その人」のニーズにあったサービス・商品で無ければ安くても購入しないし、欲しいものは高くても買う。但し、買うときには同じサービス・商品があるのであれば、そのなかで安いものを選択する。ということだと思いますが、「その人」が何人いるのか、「その人」が欲しい商品を提供できるのは自分以外にだれがいるのかということで、価値が変わり価格も変わってくると実感しています。

今年もメルカリでの出品で市場や価値、価格についても感覚を高めていきたいなと。仮想通貨の価値についても、なぜ価各が高くなるのか興味深い。トランプ大統領の発言などで価値がどうなるのか。

そもそも自分の価値がどうすれば高くなるのか… 市場やターゲットはどこなのか… 社内だとなんとかなりそうな気もするが時限があるし、外向けになにが出来るのかを考えなければなと 

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