巻き込み力

おしごと

みこしです。仕事をしていると思った通りに進まないことが多々あります。個人で行える作業や検討であれば、そのひと次第でなんとかなると思ってますが(技術的なことや専門性が必要な場合は違うこともあるでしょうが)、複数人や他部署と連携して行うことのほうが多く、意見が異なり一緒になって進めるはずが対立的になってしまうなど。

立場によって、所属する部署によって達成すべきことや主目的が異なるので当然といえば当然なのかもしれません。

そんななかでも進めていかなければなりません。自分の主張をたてに相手に譲歩を求めることや相手に対してやるべきだと伝えるなど、相手をどうにか自分の考えているように変えたいという行動を行いがちです。立場の優位性があったり、そもそも相手の考え方があきらかに間違っている場合などであれば、それで変わることはありますが、それでも変わらない場合にどうするか。ここで仕事が停滞していまうことがあります。

そんなときに私がやる手法としては、相手の立場で仕事してみることです。相手がやるべきことだと思っていることを自分でやってしまう。作業としては大変ですし、最終的には相手がやるべきだと考えているので相手から出てきたもの、相手が納得したものにする必要があります。

例えば、過去には業務を発注した先がこちらが納得できる内容の作業手順書を提出することができずに、現場の進行に影響を与えそうな状況でした。普通なら「ちゃんと対応してくれ」とか発注者としての正論で相手に仕事させるのでしょう。私は、作業手順書を下書きして相手に渡して、「文章整えて提出してちょうだい、これで社内を通すから」というやり方をしました。正解かどうかはわかりませんが、相手がこちらの運用がよく理解できていないままの作業手順書では、社内は通りません。相手が理解できるまで調べて整理するのを待つのは時間がかかる。自分でやったほうが早いし確実であり、こちらが主体的に動くことで、相手も仕事を達成するためであれば一緒になって取り組んでくれると協力的になってくれます。

相手を変えようするには、自分がどれだけ相手の立場を考えて一緒に目的を達成するんだという姿勢を具体的に見せることが効果的なんだと思います。たぶん、同じ部署の先輩や上司であればやってくれていると思いますし、後輩に対してはやってあげていると思います。同じことを仕事相手、立場的には対立というか同等であっても、そうすることで協力できる体制を作っていくことができるのではと考えています。

ただ、実行するのは大変です。相手がやるべきだと思っていることを自分でやることになるので、なんで自分がやらないといけないのかと思い始めると尚更です。そんなときは目的が何なのか、そのために必要なことではないのかという自分のなかでの整理をしましょう。相手が変わってくれること、上の立場の人が指示してくれることを待っていても進みません。大変ではありますが、自分が変わることのほうが早いし、そうすることで相手も変わってくれる可能性がでてきます。

周りを巻き込むことは、難しいですがまずは自分が変わってみましょう。大変ですけどね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました