みこしです。父が体調不良になりました。夏前まではとても元気で毎日のようにウォーキングやジムで筋トレをしていた父ですが、熱が続いたり、足がむくんだり、呼吸困難になったり。高齢者ではありますが、今まで見てきていた姿からは想像できない状況でした。
8月の上旬から熱が続きました。6月にはコロナのワクチン接種を2回しており、まさかコロナ感染ではないだろうと思っていました。熱があり病院へ行ってPCR検査を受けて陰性でした。熱が収まってきた8月中旬には足のむくみが酷くなっていました。病院へ行って診察してもらいたいものの最近まで熱があったことからPCR検査へ。陰性でしたが、足のむくみについては診断してもらえず。
8月の後半になってきて症状がまた変わりました。8月26日木曜日の朝、会社へ行くまえに両親のところへ顔を出すと、父が呼吸するのが大変だと。頭をよぎったのは肺炎。足のむくみについて普段から足を見ているわけではないので、どの程度かわからないのであまり気にしていませんでしたが、熱があったといいうことと呼吸困難であるということから、だんだんコロナ感染なのではないか、肺炎になっているのではないかと考えてしまった。
パルスオキシメーターで計測すると座っているときは、そこまで悪い数値にはならないものの、横になるとかなり下がる。数値的には救急車を呼んだほうがいいのではとも思うのだが、ニュースで見た内容がパルスオキシメーターの数値があまり高くないと病院まで運んでくれないという内容を思い出し、座っているときの数値ではあまり相手にしてもらえないのではないかと思い込み、看病しながら様子をみることに。
木曜日、金曜日と本人が苦しいとは言うものの私からはどの程度の苦しさなのかもわからず、家族でしてあげられることをしていくと、少しづつ足のむくみが良くなったりなど改善も見られた。金曜日の夕方には病院へ連れて行ってみるもののコロナかどうかの問診をされ帰ることに。足のむくみがあることから腎臓が何か悪くなっているのではとも考えた。結局は我慢はしていたものの呼吸困難は変わってなかったようで辛くなって、日曜日の昼には救急車を呼び病院へ行くこととなった。
看病しながらも症状をいろいろネットで調べていくうちに心不全の可能性もあるのではと考えるようになった。足のむくみ、呼吸困難、高齢者というところである。病院へ行く救急車のなかで救急隊員のかたから「不整脈」はあるのかという問いがあった。心電図にはそのように映っていたのだろう。
ニュースではコロナのため救急車でも病院が受け付けられないと報道があったりするが、近くの病院が受入れてくれ、父は検査へ私は個室で待機となった。検査が終わったようで看護師さんに呼ばれ父のベッドへ行き、救急の医師から検査結果の説明を受けた。心臓が悪いようで血液中に水分が溜まりその水分が肺までいっているので呼吸困難な状態になったのだろうと。利尿剤により、体から水分を抜くことで呼吸は良くなるだろう。心臓については救急での検査ではなく再度検査する必要があるとのこと。病院で利尿剤により水分を体外へ排出することで呼吸はだいぶ良くなったようだった。医師が対応してくれて、原因もわかり少し安心した。夕方にはだいぶ良くなったようで、一旦家に帰り翌日の8月30日 月曜の朝から心臓の検査をすることとなった。
父を家に連れ帰ったあとは、医師から原因について説明を受けて、対応もしてもらい本人も呼吸が楽になったということから少し安心してしまった。木曜日から仕事を休み、月曜日も行けないことから、夜から会社へ行って仕事の状況を確認することにした。体力的に何時まで出来るのかはわからないが、明日の朝までは時間があると思い、業務処理したり内容理解したりと取り組んでいると23時ごろ父から電話があった。着信で父からだというのを見たらゾッとした。大丈夫ではなかったのかもしれないと。いまから急いで帰っても30分以上かかるが何かあったらどうしようかと。
目の前の仕事をやめて、急いで家に帰った。父はまた呼吸がきつくなっているようだが、すぐに病院へ行かなくてはというところまでではなかった。また少し安心して隣の部屋で仮眠することに。3時ごろ父から呼吸がきついので救急に行こうということになった。救急車ではなく車で行けるだけ昼間よりは症状はいいのかもしれない。原因がわかっているので、気持ち的に少し余裕があるだけかもしれないが。病院ではまた利尿剤による水分を体外へ排出することになり、少しづつ楽になるようだった。
そのまま月曜日の朝ということで予定していた検査を進めていくことに。検査結果をもとに診断していただくと不整脈があり、利尿剤と血液サラサラ薬を使用することとなりそのまま入院することになった。
検査を受け、結果が出ると主治医から入院する必要があることを説明された。入院ではさらに精密な検査をしたほうがいいとのこと。不整脈があることから、利尿剤に加えて血液サラサラ薬も飲んだほうがいいと、これは不整脈だと血栓が出来やすいことからのようだ。入院手続きや入院中に必要なものを届けたりとしたが、入院することで周りには医療従事者がいてくれるということで安心した。
9月2日木曜日にはカテーテル検査を行った。これは不整脈の原因として心臓周りの血管に異常がないかを確認するもののようで、結果として異常はなく安心した。なので、不整脈の原因は加齢によるものだろうということだろう。私としてはコロナワクチン接種後から体調が悪くなったということもあり、因果関係はわからないものの、とても気になってしまっています。
9月6日に無事退院できました。薬は毎朝飲まないといけないものの体力が回復すれば、だんだん活動範囲も広がっていくのだろうと。ただ父は気持ち的にはだいぶ落ち込んでいるところもあるようで、電動ベッドが必要であるとか部屋にテレビを置いてほしいなど要望してきました。たぶん、しばらくして体力が回復するといらなくなるとも思いましたが、安心させるために中城モールへ行って電動ベッドとシャワーチェアを購入。翌日には配達してもらいました。テレビはしばらく様子を見ようと思っていたところ、案の定部屋にあえておく必要はないと、いつものようにリビングで見ればいいということになりました。
9月25日に次回の検診ということで、それまでは自宅で少しづつリハビリを兼ねて行動範囲を広げていくことになります。血圧計を購入し、散歩など運動した後に計ったり、私が以前使っていたスマートバンドをつけ、脈拍や歩数を計り、パルスオキシメーターで定期的に血中酸素濃度を計るなど自己管理をしています。また嫁さんが減塩食生活がおくれるよう毎食両親の食事も作ってくれています。心不全者専用の食事の宅配もあるようなので、活用していきたいなと。
退院してきて安心したのか、私も頭痛と微熱で仕事を休むことがありました。頭痛というのは今まであまり経験がなかったのですが、風邪の症状だったんですかね。2日間ごろごろしていたら治りました。家族に微熱があったことで子供たちが学校に行けなくなってしまったのは申し訳なかったです。
両親が高齢になってきたので病気があっても当然なのかもしれません。ただ、今までに無かったことなので驚きと不安もあります。私が中学生のころ父が入院したの以来だなと、「そういえば入院したのはなんでだったのか」と聞くと母親のほうから「あのころ上司と合わなかったことが原因だよ」と。意外でした。たぶん今の私と同じ年齢のころです。あのころの私には父の苦しさというのは全然伝わってなかった。隠していたんだろうとは思いますが。私は子供たちに「面倒臭いから明日からか仕事行きたくない」と普段から言ってますが、父本人からは仕事に対してネガティブなことは聞いたことがない。ときどき母親が状況を代弁してくれることはありました。定年まで働いたというのは本当に大変だったんだなと今であれば理解でき、家族のために我慢して働いたのであったら申し訳なかったなと、感謝しかありません。定年後も関係する職場へ誘いもあったのを断ったというのを聞いていましたが、納得ができました。
家族であってもわかっていない、知らないこともたくさんあるんだなと。今回のことを通じて、知らないことが知れたのは良かったと思う。私も子供たちに自分の事をいろいろ伝えていったほうがいいな、まじめに聞いてはくれないだろうが成長したら理解してくれることもあるだろう。
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