2024年 映画館で観た映画

映画・音楽

2024年に50歳となったことを機に今までの行動を変えていこうと、映画館で映画鑑賞ということを始めた。独身のころは一人夜遅く映画を観に映画館へ行っていた。観たい映画が邦画が多いので観客も2~3人ということが多かった。帰りのドライブもなんだか自分の世界に入り込めて楽しかった。

今年映画館で観た映画は13本。50歳になってからなので3本/月というペースだ。映画館もライカムが主ではあるが、ミハマや桜坂、プラザハウスに音市場にも行った。会員にも入会し、どんな映画が上映されているか、上映予定なのかを気にするようにもなった。

2024年に観た映画で1番印象に残ったのは、「Mommy/マミー」だった。音市場のライブ会場で観るという環境、しかも観客は私を含めて2人ということで印象が強いというのもかるかもしれないが、「冤罪」ということを真剣に考えたことによるものものだろう。

冤罪というと映画では「それでもボクはやってない」という周防正行監督の作品を思い出すが、「Mommy/マミー」は和歌山毒物カレー事件のドキュメンタリーということで、現実のことだと突きつけられた感じだった。

観たあとに「袴田事件」の無罪判決があり、さらに冤罪の怖さを知ることとなり、組織や集団心理、報道、権限・権力など、正しさとは事実とはなんなのかと考えさせられた。

もう一つ、冤罪ということでは「正体」という映画である。間違っていても、権力に対しては、声を上げなければ届かない。ということがメインストーリーなのだろうが、間違う判断をするに至った組織やその中間管理職がどうしなければならないのかというところにも考えさせられた。「組織が正しく機能するためには」、「組織は個人の集まりでしかない」、「正しさとはどこを向いて判断すべきか」など。

組織のなかで、自分がうまく機能していないと感じてきているのは年齢だとか、それだけ長くその組織にいるからだと思うが、これはほとんどのサラリーマンがそうなんだろう。次の生き方を考え始める年代なんだと思うが、そういったことでは「室井慎次」の映画の内容も考えられる選択だなと思った。自分もエッセンシャルワーカーとかブルーワーカーのほうが今後の仕事の選択としていいのではと考え始めている。「ホワイトカラー消滅」という本も読んでいるところだが、みんな自分事ではないと思いこみたいだけで、薄々と時代のニーズが変わってきていることを感じているのではないか。

以下は今年映画館で観た映画です。結局、邦画だけでした。

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