50代うつよけレッスン

おしごと

今月、50歳の誕生日を迎えました。実感はあまりないものの、親の老化や子供の成長を見ていると、時間が同じように過ぎていて自分自身も確かに歳をとっていて、老化と成長のバランスがだんだん老化のほうに傾いているのだと思います。

50代からは今までとは少し違う意識を持つ必要があるだろうと、自分を守るために参考になりそうな和田秀樹著の「50代うつよけレッスン」を読んだ。

ミドルエイジ・シンドロームと言われているように、私の年代で苦しんでいる人は多いようで、周りにも少なからずいるし、私自身とても苦しく感じる時期もあったりする。本書では、そもそも50代からの体の変化として、「前頭葉の萎縮」「セロトニンの減少」「性ホルモンの減少」があり、うつ病の三大症状である「やる気が出ない」「食欲がない」「眠れない」があって、うつかもしれないと思ったら、まずは病院へということが説明されている。

第1章「思い込みから脱け出す「思考レッスン」」では、うつになることを回避するための考え方について具体的に書かれている。私はなんとなく実践してきてこれたかなと思う。きついと感じたときに逃げてもいい言い訳を考え、最終的には開き直るということで辛いと思う場面もやりすごしてきた。

第2章「食と習慣でときめく「生活レッスン」」では、今まで考えていた体に良い食事とは違う部分もあり、参考になった。両親の食事に対しても制限することばかりを考えていたが、それが最善ではないかもしれないと思うと、徹底した制限を行うことは難しいと感じていたことから少し安心した。自分の食事もバランスのいい食事とは何なのか、食事以外で補う方法はどうするかなど考える機会になった。

第3章「やってみなけりゃわからない「行動レッスン」」では、マインドリセットし、まずは試してみようと行動したほうがいいと書かれています。新しい挑戦が前頭葉の老化予防として活性化にさせ、意欲の向上につながる。私も映画館に足を運んで映画を観るようにしようとしているのも当てはまるかもしれません。久しぶりに好きなアーティストのライブチケットも予約しました。

終章「自分ならではの幸せをうかむ意識革命」では、自分が考える幸せとはどういう状態か、その幸せを目的にし意識をアップグレードできるのかを考えることができました。

本書は、うつ病に罹患する人が「心が弱い」「精神力が弱い」ということではなく、そもそも体の変化がきっかけになっており、考え方や行動次第ではうつ病を予防できるということが書かれています。私自身はとても参考になり、食生活や行動に移していこうと考えてます。

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