何を信じたら楽になれるか

みこしです。私は何か宗教を信仰しているわけではありません。沖縄ですので祖先崇拝であり、年上が言うことはとりあえず聞く。両親やおじいからの教えが中心なんだろうと。学校教育を通じた社会モラル的なものが大事であると理解している。特に子供のころは従順であり、あまり疑うことなく成長してきたと思っている。

信仰がない弱さというか明確な拠り所が無い弱さがあると感じている。仕事の悩みくらいではあるのだが、ちゃんと仕事しないといけないという固定観念が強い。失敗や迷惑をかけてはいけないという気持ち、今までも多くの失敗や迷惑はかけてきているのだが。自分の時間を割いてでも解決しなければという方向に動いてしまう。それが続くと滅入ってしまい、メンタル不調な感じになってくる。睡眠時間が減っているためということもあるのだろうが。

これ以上はマズイなと感じてくると開き直りするしかないと思えるようになったり、そんな時に家族や親せきの外せない用事ができ、仕事を休まざるを得ない状況となり、結局なんとかなるもんだということに気づかされたり、そんな感じで気持ち的に楽になって仕事を続けてこられている。

いつだったか、父と車で会話をしていて強く記憶に残っていることがある。「どうしても無理だと思えばやめればいい」ということだった。父は小学校の教員をしていた。今はありえないだろうが、夏休みに掛け算九九が出来ない子2人をうちの家に泊まりこみで勉強を教えていた。私はそのお兄ちゃん2人に遊んでもらった記憶がある。教員を休んで大学院へ行って教育者として学び直したいということも言っていた、タイミングもあったんだろうが叶わなかったが。私には父は教員という仕事を大変好きでやりがいを持っていて辞めるなんていうイメージが全くなかったので、とても印象に残っている。

そういう開き直りともとれる考え方があるからこそ、徹底的に頑張れたのかもしれないとも今は思う。父にとっても教員という仕事も大事だがそれだけでは無いという考えがあったのだろう。

周りを見てみれば、働いていない人もいる。異常と思えるぐらいに働いている人もいる。どちらも自分で決めてそうしている。義務だと思っていることも本当にそうなのだろうか、というふうに思えると案外楽に慣れそうな気がする。

信仰はなくても、考え方ひとつで楽になれるのだろうし、そんなふうに考えれるようには健康が大切なんだと思う。結局は十分な睡眠に行きついてしまうな。